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コラム

「後出しじゃんけん」を制する知財戦略——先行者が絶対的な優位を築くために

8月21日
読了時間: 2分

 特許の世界は、いわば「先攻」と「後攻」による「後出しじゃんけん」の連続です。権利取得を目指す側は先攻して出願し、相手の事業動向をにらみながら権利化を進めます。対する相手は後攻として、権利をかわし、時にはつぶしながら攻めてきます。先行して出願したとしても、最後は相手がどう出てくるかでその先が変わってしまう——先攻側には常に「相手の動向次第で戦況が左右される」という構造的な課題が存在します。


 では、この相手依存の後出しじゃんけんを延々と繰り返さず、先攻側が確実に勝利を収めるためにはどうすればよいでしょうか。


 答えは、相手の逃げ道を完全にふさぎ、攻め入る道をなくす「圧倒的な陣地」を構築することです。


 事前調査や権利の設計、知財戦略も重要ですが、最も本質的なのは「最初から大きく権利を取りに行くこと」です。審査の過程で減縮が必要になったとしても、可能な限り広い陣地を確保することを目指します。相手の出方に怯えて小さな陣地をちまちまとっても、相手にとっては脅威にならず、容易に回避されてしまいます。


 当事務所では、この「広大で強固な陣地の確保」を実現するために、生成AIを明細書作成に活用しています。


 生成AIを活用して明細書の内容を充実させることで、技術のバリエーションや相手が取り得る回避策を網羅的に盛り込み、明細書の「厚み」と「解像度」を飛躍的に向上させます。充実した明細書は、相手のどのような動きにも対応できる柔軟性を生み出し、より広い権利の取得を可能にします。


 相手の動向に振り回される「後攻有利」の構造を打ち破り、事業を圧倒的に守り抜く強大な権利を構築する——それが当事務所の考え方です。

 
 

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